ennui

夕方時……
寒空の下、暮れて行く西空を見つめる
あてもない道を、通りの家からもれたあたたかな光りが照らす

その光を見つめる女性
女性は手にしていた紙カップに口を付けた
先程までの温かな湯気は、もぅない

溜息がもれた

私を温めるものはもぅない


女性はカップのみそ汁を飲み干し、闇に吸い込まれていった



だってお金なかってんもん、
即席みそ汁10円やもん
寒かってん、
暖まりたかったの!!!(`皿´)